カウンセリング

カウンセリングと一口にいっても、カウンセラーの資格も色々ですし、カウンセリングの方法も電話やメールを使ったものやカウンセラーと対面して行うものなど、いくつかの方法があります。この中で私が実際に利用した電話によるカウンセリングと対面で行うカウンセリングについての実感を書きました。

 

電話によるカウンセリング
 メンタルヘルスという言葉が一般的となってきた最近では、企業や健康保険組合が社員の福利厚生の一つとして、外部のカウンセラー(のサービスを提供している企業)と契約をして、社員がメンタルヘルスの問題を抱えてしまったときに電話で相談ができるようにしている会社も少なくありません。
 私が勤務していた2社とも、そのようなサービスを契約していました。私は実際に各々の会社で電話相談を利用したことがありますが、私にとっては2社とも全く役に立たなかったというのが正直な気持ちです。
 決して、そういう電話相談サービスを否定しているわけではありません。私以外の人にとってはとても良いサービスなのかもしれませんが、少なくとも私にとっては勤務先がお金を払ってまで利用する価値を見出せませんでした。
 おそらく電話の向こうで相手をしてくださっている方は、心理学などを充分に勉強して難しい資格を取った方なのでしょうが、私が相談した時のカウンセラーからの回答はすごく当たり前のことでした。例えば、『上司と上手くいかなくて気が重く、日に日にやる気がなくなっています。最近では会社に行くこと自体が苦痛でたまりません。』と相談すると、『どこにでも嫌な人はいるものです。上司からの不愉快な言動はできる限り聞き流して貯めないように心がけてください。』といった回答が返ってくるようなものです。私は、『それができないから相談しているんだ!』と心の中で叫んでしまいました。こんなテレビの人生相談にも届かないような回答をもらうために勤務先はお金を払っていますが、効果のほどは?です。もちろん、ただ聞いてもらうだけで気持ちが楽になる人にとっては良いのかもしれません。そういった理由で既に抑うつ状態に陥っている人たちの力になってもらえるとは思いませんでした。後述する『対面カウンセリング』のところで詳しく書きますが、相談しなければならないほど追い詰められた状態でカウンセリングを受けるというのはほとんど不可能だと思います。

対面で行うカウンセリング
 私が利用したのは臨床心理士による対面カウンセリングでした。これも福利厚生の一つとされていたため何回かは無料で受けることができました。医師以外のカウンセリングは健康保険が使えないため、全額自己負担になります。相場としては幅があって一時間で5000円から2万円程度のようです。私が利用したカウンセリングは一時間で初回が8000円、2回目以降が6000円という料金体系でした。
 私がカウンセリングを受けようと思い立ったのは、会社を休まなければならなくなった最悪期から1ヶ月以上経過してからです。最悪期の私は自己嫌悪、自信喪失、無力感、出社拒否、行動意欲ゼロなどの真っ只中でした。『もう、今までのような仕事は絶対にできない』と信じて疑いませんでした。これからの生活費、残っている家のローン、これからの子供の養育費や学費を一体どうすれば良いのだろうと考える毎日でした。外出は医者に行くのがやっとで、多少の食事は取れましたが頭の中は色々な問題で堂々巡り、クタクタになっては眠るという生活を1ヶ月近く送っていました。幸いにも薬が身体にあったせいか睡眠は浅いながらもとれましたが、昼間もウトウトと眠くなったりと何だか一日ボーッと過ごしていました。
 そんな最悪期を抜け出ると、通院以外の外出もある程度できるようになりました。しかし、頭の中は依然として堂々巡りをやっています。この頃辺りからカウンセリングを受けてみようと思いはじめました。


 こうしてある程度体のほうの回復はしましたが、頭の中は依然として堂々巡りをやっています。私が通院している病院は投薬中心で治療の中にカウンセリングは組まれていません。そこで、健保組合が契約している無料で受けられるカウンセリングを受けることにしました。『カウンセリングを受ければ、頭の中での堂々巡りが終わるようなアドバイスを受けられるはずだ。』と思いましたが、これは大きな誤解だったのです。
 私はカウンセラーをアドバイザーと誤解していたのです。カウンセラーは決して私に対して『こう考えるべきだ』とか『こうした方が良い』などの具体的なアドバイスはしないものなのです。カウンセリング中は、ほとんど私が話しています。『何の目的でカウンセリングを受けるのか』から始まって『病気になった経緯はどうだったのか』『どういう自分になりたいのか』などなどです。これらを話の軸にして、『その時にどのように考えたか』、『今ではどのように考えるか』『今後はどうしたいか』といった具合にカウンセラーは私の話をもみほぐすようにして今までの自分の視点とは違った視点で考えるように促してきます。こういったプロセスを繰り返していくうちに自分でも気付かなかった自分の気持ちや新しい発想を見つけることができるようになるわけです。
 しかし、この時点ではそれらは完全に自分の中に受け入れられませんでした。『理解はできるけど・・・』という感じです。それらを完全に自分の中に受け入れるのには、やはり時間がかかります。場合によっては今まで何十年も自分では正しい、当然と思っていたことを覆す必要もでてくるので一朝一夕には行きませんが変える努力は必要とされると思います。


 長々と書き綴ってしまいましたが、カウンセリングは本人が主体とならなければなりません。カウンセラーは本人の考え方が良い方向へ行くようにサポートしてくれる存在なのです。ですから、自分の問題を話してカウンセラーに回答を求めることはできないのです。この文章を読んでくださっている方々には私のような勘違いをしないよう願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 


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